「信頼できるAI」を社会実装するCitadel AI の COO に元 Google・三菱商事の松葉 威人が就任

「信頼できるAI」を社会実装する株式会社Citadel AI（本社：東京都渋谷区、代表取締役：小林裕宜、以下「Citadel AI」）は、経営体制の強化とグローバル事業展開をさらに加速させるため、元Google・三菱商事の松葉威人がChief Operating Officer（COO）に就任することを決定いたしましたのでお知らせします。

選任の背景

Citadel AIは、AIの信頼性・安全性に関わるリスクを可視化し、責任ある形でAIを社会実装するテクノロジーを開発するスタートアップです。AIの信頼性・安全性については、欧州（EU）のAI規制法が近々可決の見通しであり、また先月に本邦で開催された先進7カ国（G7）のデジタル・技術大臣会合においても「信頼できるAI」の実現と、それに向けた国際的なAI技術標準や保証技術の開発・採用が奨励・確認される等、今後の社会・経済にとって極めて重要なテーマであると認識されています。

Citadel AIは、本年4月11日、グローバルな規格開発と業務改善を推進するBSI（英国規格協会、以下「BSI」）との 提携を発表、世界54のスタートアップの中から、1年に及ぶ技術的な選考過程を経て、BSIでの採用が決定しました。医療機器や自動車など、潜在的にリスクの高い分野にもAIが組み込まれつつある中、Citadel AIは、そうした技術がベストプラクティスに適ったものであり、来たるべきEUのAI法などの法令やAIの信頼性に関わるISOの国際標準等に適合していることを検証することで、ユーザーが安心して安全にAIを利用できる社会の実現を目指しています。

CEO小林 裕宜と CTOケニー・ソンの共同創業者に加え、松葉 威人を COO として招聘することで、経営体制をさらに強化の上、グローバル事業を加速化します。

松葉は、三菱商事及び Google において、主にヘルスケアや関連法規制対応分野において豊富な経験があり、AIの信頼性が重要視される産業分野に、特に深い造詣を有しています。松葉は三菱商事にて、ヘルスケア分野の事業投資やM&A、新規事業開発に従事した後、シリコンバレーにて北米ヘルスケア事業の責任者を歴任。その後、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院にて経営学修士号（MBA）取得した後、Google Healthの日本事業立ち上げに参画。本邦病院とGoogleとのAIアシスト乳がんスクリーニングの共同研究をリードするなど、様々な事業と組織の成長を牽引してきたグローバル経営の実践者です。

Citadel AIでは共同創業者と共に事業全体を管掌し、ミッション実現のためにグローバルでの事業展開を加速させてまいります。

松葉 威人コメント

この度COOとして、世界中のAIの信頼性・安全性を向上させるというミッションをもつCitadel AIに参画することになったことを光栄に思います。私は長きにわたり、ビジネス戦略の立案やグローバル市場の開拓、チームマネジメントなど多岐にわたる業務を経験して参りました。今後は、これまで培ってきた知見を活かし、Citadel AIのミッション実現に向け全力を尽くして参ります。

Citadel AIは、本邦発のスタートアップでありながら、世界をリードするBSI（英国規格協会）やサントリーなどグローバルなお客さまにご支援をいただいており、真の意味で「Go Global」を体現できる高いポテンシャルを有している企業であると信じております。AIを活用する世界中のお客さまに対し、AIの信頼性・安全性を向上するプロダクトの提供を通じて、さらに便利で、安心して生活を送ることができる社会の実現を目指します。

【関連プレスリリース】

2023年4月11日：BSI（英国規格協会）とCitadel AI、AIの課題解決に向けグローバルな提携を発表

https://www.citadel.co.jp/news/bsi-citadel-global-partnership

株式会社 Citadel AI について

Citadel AIは、AIシステムの自動テストと自動モニタリングを通じ、AIの信頼性に関わるリスクを低減しAIのパフォーマンスを最大化するスタートアップです。元Google Brain、Waymoやトヨタ等において、ハイリスクAIシステムの設計と運用を行ってきた、実戦経験を持つエンジニアが開発をリードしています。Citadel AIのプロダクトは、お客さまのAIを外部から検証することができる非常にユニークな機能を備えており、幅広いAIシステムに対して、横断的・汎用的にご利用いただくことが可能です。デモのご要望は是非以下までお問い合わせください。